ワイルド7(21)

大航空会社の社長であり、暴力団組織を持つ男――神話太郎の著書の100万部突破記念パーティーの会場で、神話3兄弟の末っ子・元明がワイルド7の飛葉に殺人容疑で逮捕された。
元明の死刑判決に怒った神話社長は、自身の航空博覧会に出品中の爆撃機B-17を使って復讐を開始…裁判長ら3人を殺害した。
早速警察が捜査に乗り出したが、犯行に使用されたB-17は逃亡し、追撃機の目前で墜落炎上…だが、それは巧妙に仕組まれた偽物だった!?神話社長は死刑判決を受けた元明を救うため、刑務所長を脅迫。
まんまと元明奪還に成功した手下たちは証拠隠滅のためにサメ入りの水槽トレーラーの中に所長を投げこんで抹殺し、そのまま検問所を突破してしまった。
さらにバイクで追ってきた飛葉をもモリで刺し、トレーラーは根城の水族館へと逃げおおせた。
自らの身体にモリを貫通させ抜いた飛葉は単身水族館に乗り込んだが、あまりの重症のため、あえなく敵に捕まってしまった――!!危険をかえりみず飛葉を救出しにきたユキと飛葉は、シカゴの『5本指』と呼ばれる殺し屋のひとりを倒したものの、依然水族館から脱出できずにいた。
一方、警視庁特捜隊の菊川警部は犯行に使われたB-17を必死に探し回っていたが、そのB-17は神話太郎の司令で、ワイルド7が集結しているイコの店に爆弾を投下するために飛び立っていたのだった。
そこへゼロ戦に乗ったオヤブンや八百が出現し、激しい空中戦が始まった!!ワイルド7に元明を殺され怒り狂った神話社長は、シカゴの『5本指』を雇い復讐を開始。
42階建てビルの最上階でモーターショーを開いて飛葉らをワナにかけたが失敗し、罪もない夜警の老人を射殺して逃げ去った。
そして『5本指』はイコを誘拐して時間を稼ぎ、イコの店『VON』の至るところにあらゆる形で爆薬を仕掛け、おびき寄せた草波らを閉じ込めてしまった。
一方で飛葉には決闘状を送りつけ、植物園での激しい銃撃戦に挑んできたのだ!!植物園での激しい銃撃戦にやっとの思いで勝利したものの、飛葉は重傷を負ってしまった! そこを通りすがりのヤクザに助けられ、そのヤクザの通報によって草波やヘボピーたちも救われた。
飛葉にすっかり惚れこんだヤクザのテツは、親分の家で飛葉を静養させていたがそこにまでも『5本指』の魔の手が迫る!! 飛葉を戸板に乗せて隠した親分は日本刀で手首を切り落とされ、挙げ句一家は皆殺しにされてしまった…「地獄の神話」編、完結!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60011214